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3D放送 [デジタル放送]

BS11で以前から行われている3D放送は、1画面を左右に2分割して左眼・右眼用の映像を1画面で送出する「サイド・バイ・サイド方式」で、現行の放送規格での放送が可能なため、今後の3D放送の主流となる様です。
サイド・バイ・サイド方式であれば、従来のレコーダーで録画できるという利点もあります。

さて、11月1日よりBS朝日で、3Dかつ5.1chサラウンドの「Panasonic 3D Music Studio」という音楽番組の放送が始まりました。
http://panasonic.jp/3DMS/
音声が5.1chサラウンドなのは大歓迎なのですが、3D対応テレビを持っていない私の場合サイド・バイ・サイド方式の3D映像は、横方向が圧縮された縦長の不自然な映像が2つ並んだ画面が表示されます。
3d_2d.jpg
以前にBS11で見た時は、短時間見ただけなのでさほど気にならなかったのですが、水平方向の画素数がフルHDの半分で解像度が落ちるのは仕方無いとしても、縦長の不自然な映像は長時間視聴するには正直辛いものがあります。

来年のアナログ停波に向け、エコポイント効果もあって薄型テレビへの買い替えが進んでいますが、3D対応のテレビを購入された方は恐らく少数派でしょう。
次の買い替えタイミングで3D対応モデルに入れ替わるとすると、テレビは10年ぐらいは使うものなので、3Dテレビの普及にはずいぶんと時間が掛かってしまう事になります。

映画や音楽ライブはともかく、全ての放送が3Dになるとも思えませんが、普通のテレビで見る3D放送は前述の不自然な画面となるので、2Dテレビ側で左右いずれか片側の映像を画面いっぱいに拡大表示する機能が無いと、折角の3D放送も敬遠されて視聴率が上がらないという事になりかねません。

左眼・右眼用の映像を交互に映す「フレームシーケンシャル方式」を採用したブルーレイ3Dは、従来の2Dプレーヤーで再生できる様に下位互換が考慮されていますが、3D放送におけるこの課題がソフトウェアのアップデート等で対応されないと、BSや地上波で本格的に3Dを推進する際のボトルネックにならないかとちょっと心配しています。
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