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Victor AX-V8000 [アンプ]

Victor ビクター AX-V8000
ax-v8000.jpg
http://www.jvc-victor.co.jp/audio_w/hifi/ax-v8000/
http://audio-heritage.jp/VICTOR/amp/ax-v8000.html
ピュアオーディオで圧縮音源の試聴(インターネットラジオ)が主体になって来たのと、パワーアンプのスピーカー切替回路の不調で何らかの対応が必要になり、「CCコンバータ」搭載の当機であればAもVも高次元で両立できそうで気になっていたところ、某量販店のアウトレットにて発見し購入しました。

CCコンバータの高音質化は、圧縮音源が普及した今日、非常に有効で素晴らしいテクノロジーだと思います。
最近は各社とも何らかの音声アップコンバート機能を持っているのでしょうが、デジタル信号のビット拡張に加えて、ハイサンプリングによる周波数帯域拡張は圧縮音声で失われた高域の情報量を自然な範囲で補っており、その効果は絶大です。
低域の力強さや分解能は古き良き時代のB-50/C-50に一歩譲る感じはあるものの、SP-LE8Tの持ち味である歯切れの良い低音と華麗な高音はAX-V8000でも健在で、評判通りAVアンプとは思えない良い音がします。
再生周波数帯域の広いスピーカーであれば、CCコンバータの効果はより顕著だと思います。


参考記事:ビクター AX-V8000 インプレッション by 逸品館(2002/06)
かつては「オーディオ専門店の特等席」に陳列されていた、「ビクターのオーディオ製品」も今は見る影もなく、ピュアオーディオしかり、AVアンプしかり、そつなくまとまってはいるものの「これというインパクトに乏しい製品」ばかりで、技術的には素晴らしいものを持ちながら「宝の持ち腐れ」。
最近のビクターは「安くて良い製品メーカー」へと変貌してしまったかのようでした。

しかし、そんなもやもやを吹っ飛ばすかのように登場したのが「AX-V8000」です。
驚くべき事にこのアンプの「ダイレクト入力(アナログ・パワーアンプとして使用)」で聞く音は「今までのビクター製品で最高!」ではないかと思えるほどの、素晴らしい透明度・繊細感・浸透力を感じさせます。
A社やL社の同価格帯のプリメインアンプの音質を完全に凌駕しています。

デジタル入力の音質も素晴らしいものです。DD(ドルビーデジタル)の音質は、下手なdtsを上回るほど透明で・情報量が多くDD録音された音楽ソースも何らCDと変わらない音質で楽しむことができるのです。もちろん、サラウンドの音質も素晴らしいものです。
それに比較するとdtsの音質がもうちょっと良いはずなのに・・・と思えるのが唯一の欠点らしい欠点ですが、とにかくDDの音質が素晴らしいのには、キット度肝を抜かれるでしょう。

当然、Y社やP社D社などの同クラスのAVアンプよりも遙かに「本格的な音質で音楽を楽しめるアンプ」に仕上がっています。
やっとAVアンプもここまで来ました!地味な外観ですが、「ビクターらしい大人のAVアンプ」として心からお薦めさせて頂きます。
タグ:AX-V8000
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