BSアンテナの横置き設置

パラボラがオフセット角だけ下向きで雨水や雪が溜まり難い一般的なBSアンテナは、屋外の垂直マストに設置するものですが、BS・CS放送を室内で仮設受信したい場合もあろうかと思います。
窓ガラスの厚さや材質にも左右されますが、屋外同様の垂直取付金具に縦置き設置すると、コンバーター部が前に突き出ている分、パラボラアンテナ部分が窓から離れるため、窓の庇や軒の部分で衛星電波を遮られて不安定になったり受信できない場合があります。


BSアンテナの横置き設置
その解決策が「BSアンテナの横置き設置」で、かつて販売されていたマスプロのBSアンテナ用室内スタンド「TS45」が採用していた設置方法です。

https://www.maspro.co.jp/pdfview/manual_pdf/3097.pdf

写真のようにパラボラアンテナを後ろへ寝かせ上下を逆にして、パラボラを横置きに設置すると、コンバーターアームがパラボラの上部に来て邪魔にならなくなり、窓の近くに置けるため通常の縦置きよりも有利になります。
「TS45」のL型アームが直角ではなく10度ほど傾けてあるのは、北海道や東北のような高緯度地方（仰角25～35度）に対応するためで、パラボラの仰角調整は「80度－仰角」と思われますが、自作等で水平にする際は「90度－仰角」で目盛を合わせます。
例えば、東京付近で設置する場合、通常の仰角38°に対して横置きだと52°となります。

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