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AIDEN AF-50P [スピーカー]

AIDEN アイデン AF-50P
私が所有しているSX-111Dのユニットは、12cmフルレンジの名機アイデンAF-50シリーズの廉価版がOEM供給されたものですが、開発に携わられた日本オーディオ界の重鎮 故 池田 圭 氏の著書『音の夕映』に、「製造元であるKKアイデンでは今日のところ普及形をAF-50Pと呼び、特製品をAF-50Xと名付けている。」との記述がありました。
市販ユニットとの違いに関する情報を中々見つけられずにいたのですが、普及型のAF-50PをベースにOEM供給されたものと考えて差し支えなさそうです。
最近になって、アイデンの市販ユニットAF-50Pのお宝写真を見つけたので紹介しておきます。

アイデン AF-50Pの正面写真
特殊アルミ合金のセンターキャップが印象的です。
af-50p_2.jpg

OTTO SX-111Dのユニット正面写真
ちょっと写真が暗いですが、ダンプ剤の塗られた布エッジ、薄茶色のコーン紙、ボビン直付けのセンターキャップ、何れも同等に見えます。
sx-111d_1.jpg

アイデン AF-50Pの裏面写真
アイデンのロゴはこんなのでした。
インピーダンス8Ω、最大入力20Wの記載があります。
af-50p_3.jpg

OTTO SX-111Dのユニット裏面写真
OTTOなのでロゴはSANYOです。
廉価版という事でフレームは昔風の鉄製です。
マグネットのサイズや形は似ていますが、最大許容入力が15Wなので磁気回路は異なる様です。
sx-111d_2.jpg

アイデン AF-50P 仕様
 ・形式………………………フルレンジユニット
 ・定価………………………¥2,900
 ・口径………………………12cm
 ・最大入力…………………20W
 ・インピーダンス……………8Ω
 ・最低共振周波数(fo)…65Hz
 ・再生周波数帯域………fo~15,000Hz
 ・出力音圧レベル…………92dB/W(1m)
 ・実効振動半径……………48mm
 ・等価質量(mo)…………3.7g
 ・Qo(Qts)…………………0.37
 ・総重量……………………1.01kg
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そらへい

初めて買ったセパレートタイプのステレオ装置が
otto製でした。
by そらへい (2010-11-07 16:29) 

coregar

先日テクニクスが生産を中止しましたが、どの家電メーカーもオーディオ・ブランドを持っていた時代が懐かしいです。
by coregar (2010-11-07 16:49) 

中村彰太

未だ健在のAF-50Pをお伝えします。私がこの12cmフルレンジを購入したのはちょうど40年前で、秋葉原の電気街をあちこち歩きまわっている時、今は亡きマーケット街の一角で、ひときわ高音解像度の良い音を耳にしたのがこのスピーカーとの出会いでした。後に小型ボックスにセットされたカーステレオとして、時にマックス20W以上の大入力を受けながら35年以上に亘って歌い続けてくれました。更に車の廃車後も、現在に至るまでパソコン用卓上スピーカーとして現役で歌い続けております。音質的には購入当時よりやや落ちましたがこの高耐久性共々素晴らしい♬の一語の未だ現役スピーカーです♬
by 中村彰太 (2020-12-29 23:39) 

coregar

中村様、ご訪問&コメントありがとうございます。
私のSX-111Dも現役ですが、布エッジは丈夫で長持ちしますね。
大事に使いたいと思います。
by coregar (2020-12-30 12:28) 

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